2008年5月 8日 (木)

子供のわがまま

「わがまま言わないで」「聞き分けのないことを言わないで」と、大人は子供に悩まされる。

時にはわからない夜泣きや癇癪に悩まされることもあるだろう。

大人は、3歳児を過ぎた頃から「だんだんとわがままになった」とついつい子供を責めたくなる。

しかし、子供の夜泣きや、わざと大人を困らせているかのようなわがままの背景には原因がある。

先日、こどもの夜泣きの原因を調べてみると、お友達の家におもちゃを持っていきたかったけれども、お母さんが邪魔になるから駄目だと持っていかせなかったことが原因になっていることが示された。

その背景には、単におもちゃで遊びたかったという欲求よりも、お友達におもちゃを貸してあげて、良く思われたかったという欲求の方が強かったようで、お母さんはその気持ちをくみ取ってあげられなかったらしい。

お母さんにしてみれば、また、わがまま言っているぐらいにしか感じていなかったらしいが、子供にとっては、お友達との関係で、「いいかっこしたい」という欲求がでてきていいたのだろう。

さらに深い心理では、お友達にも大人にも認めてほしいという欲求が背景にあることが伺える。

子供の病気や症状、さらにはマイナスの感情表現も結果なので、その背景にあるこどもの深い心理をくみ取ってあげることが大切だろう。

もしも、大人がそのようなことを意識して、子供に接するのと、接しないのでは、愛情の伝わり方が異なるだろうし、子供は純粋なので、本物の愛情なのか表面的な愛情なのかをすぐに察知するだろう。

コミュニケーションにおいて、言葉の内容での判断はほんの7%だと言われている。

言葉も大切だが、人は意識的に計算された言葉よりも、無意識的な言葉や声のトーン、表情、ボディーランゲージによって、その背景にある言葉の意味をくみ取っている。

人が相手のことを判断するとき、相手の意識的な「言葉」よりも、無意識的な相手の声のトーン、表情、ボディーランゲージなどの非言語的表現の方を信じる傾向にある。

何を言っているかよりも、どのように言っているかのほうが大切だということである。

つまり、本当に愛情を受けていると、子供が感じているかどうかは、どんな言葉をかけてもらっているかよりも、大人にどのように接してもらっているか、どのように声をかけてもらっているかのほうが大切だということである。

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2007年6月 4日 (月)

子供への「心の栄養素」

3歳になる男の子が、鼻水と咳で来院、原因を調べてみると、その男の子が潜在的に「邪魔者」されているという「ストレス」反応がでていた。

お母さんに「そのようなきっかけはなかったでしょうか?」と尋ねると、お母さん自身は、呼吸器系の症状が出始めた頃の子供に対する接し方を振り返ってみると、邪魔者にしているつもりはないが、こどもがそのように思い込むような思い当たる節がいくつかあるとの事。

その事柄をお母さんに気づいてもらい、誤解であれば、誤解であったことを子供に分かりやすく伝え、もしも、ご自分の都合でお子さんの心に触れて上げられなかったら、そのことに気づかれて、お子さんの心に語りかける工夫をされてくださいとアドバイスさせていただいた。

3歳ぐらいで、そんな深いところまで意識しているのかと思われる人も多いかもしれないが、その年頃、いやもっと早い時期から自分の「存在価値」に対する事柄は、大人と同様に潜在的に意識し始めているのである。

もちろん、そのような内容を言葉では表せないが、他の兄弟、姉妹や両親との関係性を察知して、」自分は邪魔者ではないか?」、「大事にされていないのではないか?」「自分のことを認めてくれていないのではないか?」などの自分の存在価値に敏感になっている子供も少なくはないようだ。

生きるのが精一杯という時代や国ではそのようなストレスは生じにくいかもしれないが、豊かな国では、大人と同様に、自分の存在価値に対するストレスを受ける場合が多いようだ。

子供がそのような「寂しさ」を感じている場合、呼吸器系やアレルギー症状が生じやすいので、咳や鼻水、カユミなどの症状が出始めたら、お子さんの「存在価値」に目を向けてあげることが大切だ。

目に見える範囲の衣食住も大切だが、目に見えない「心への栄養素」を与えることがなによりも、子供の健康に必要だ。

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2007年5月28日 (月)

「育てる」「育てた」という誤解

最近、お子さんを抱えたお母さんで、お子さんが社会に門出する前後の段階で「子育て」というキーワードでストレスになっている方が多い。

表面的には「自分の育て方が悪かったから、子供が・・・のように育ったのではないか?」、というような自分の思い通りの子育てになってないことに対するストレスが多いようだ。

ストレスになる思い込みの背景には、「私が育てた」、故に「良くも悪くも私の責任だ」という思い込みが存在する。

さらには、私の立場は親として、大人として「上」で、子供は「下」だという無意識的な思い込みも存在している場合が多く、無意識に子供を自分の手の届く範囲内でコントロールしなければならないと思い込んでいるパターンがある。

そうなると、子供が成長するにつれて、親の無意識的な意図が見えてきて、親子関係は悪くなってくる。

世間一般的に、「親が子供を育てる」ということは当たり前のことであるということだが、その「育てる」が過剰になりすぎると、後で不都合が生じやすくなる。

生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんの手によって育てられるが、だんだんと成長するにつれて、学校の先生や、近所のおばさん、おじさん、親類、さらには周りの環境にも育てられるのである。

子供はほっといても勝手に育つ部分もあるのに、すべて自分が育てなければ子供は育たないなんて勘違いすると、後々親子関係は非常に悪くなるだろう。

「育てる」という言葉は良く使われているが、自然に育つのを「手助けする」という言葉に置き換えて、日常生活の中で認識し、実践されたほうが、誤解は生じないだろう。

子供が自然に育つのを必要に応じて手助けするという「開放的な育て方」の方が、子供ものびのびと自然体になれ、子供の潜在的個性を思い存分発揮するのではなかろうか。

親離れ、子離れというストレス問題の裏には、このような「閉鎖的な育て方」に問題が生じているようだ。

子供を育てるということは大変なことかもしれないが、子供が自然に育っていく過程で、大人自身も子供から多くのことを「学んでいる」、「成長させてもらっている」ということを忘れてはならない。

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2007年2月16日 (金)

病気を予防するための子育て論 「存在価値を認める」

2歳半の女の子が夕方から39度の発熱。

原因を調べてみると、同年代の男の子が家に遊びに来て、その男の子と食事の態度を比較されてのストレス感情が表れていた。

その男の子は保育園で食事のしつけができていたので、女の子のお母さんはその男の子と比べて、何気なく「OO君はちゃんと食べているでしょう。OOちゃんはどうしてできないのかな~」と指摘されたとの事。

他にもその男の子と比較するようなことを言われたようだが、そのことで自分(女の子)は、母親から自分の存在価値が認めてもらえていないということを感じ、ストレスになっているようだった。

2歳半の年で、そんなことを気にするのかなと思うかもしれないが、言語概念的な表現はできなくても、自己の存在価値が認められているかどうかは子供なりに感じているものである。

だから母親や父親に自己の存在価値が認められていないと感じさせられたときのストレスは大きいのである。

子供にもよるだろうが、2歳半ともなると、お母さんのお手伝いや父親のお世話をしたがるもので、子供はそのように家族の一員として役立っていることを誇らしく思い、両親が「ありがとう、OOちゃんがお手伝いしてくれて助かるな~」という言葉で、自分の存在価値が認められたと実感したとき、子供は生き生きとしてくるのである。

ついつい大人は、子供に罰を与えたり、褒美を与えたりなどの交換条件で子供をしつけようとしがちだが、そのようなしつけは後々子供とに信頼関係を希薄にして弊害を引き起こすものである。

大切なのは、子供の存在価値を認めつつ、何が大切なのかを根気よく子供に考えさせることだろう。

3歳ぐらいまでは愛情を与えすぎても足りないくらいに与え続けなくてはならないので、お母さんも大変であるが、お母さんから自分の存在価値が認めてくれている、愛されているという安心感は何よりのエネルギーであり、最大の「予防薬」になる。

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2007年2月 8日 (木)

病気を予防するための子育て論 「子供の発熱」

5歳の女の子が昨晩395分の発熱があったとのことで来院。また、2歳になる弟も咳と鼻水の症状を訴えて、お母様と一緒に治療させていただいた。

風邪などを症状がある際にはファミリーカイロを利用してくださっている。

以前は、発熱があると病院で熱を下げる薬などの対症的な療法を受けていたようだが、最近では心身条件反射療法が意図する治療目的もある程度理解していただき、西洋医学が注目するウィルスなどの感染源特定以外に、なぜ、発熱などの症状がでるのかの本質的な因果関係があるということもご理解されている様子。

その原因となる「条件付け」を検査し、開放させるためにファミリーカイロを利用してくださっている。

今回の女の子の発熱の原因は、保育園で行われた作品展でパパに作品を見てほしかったことや、保育園のお友達との関係、いとことの関係、おばあちゃんに「少しふっくらしてきたね」といわれたことなどがストレスになり自失神経系に条件付けされて、調節機能のバランスを乱していたことが判明した。

2歳の男の子は、お姉ちゃんが熱を出して、お母さんがお姉ちゃんに付きっ切りになっていたことによる嫉妬心、保育園へ行く際、お母さんから離れたくない、お母さんに叱られたとき、お母さんに嫌われたくないなどの本人のストレスに加えて、お母さん自身のストレスも影響を及ぼしていた。

心身条件反射療法で発熱や風邪の症状の因果関係を調べてみると、発熱しても不思議ではないストレスが背景に隠されていることが良く分かる。これらのストレスは西洋医学では治療の対象にしないが、本質的な原因はこのような隠れたストレスから生じるのである。

このような本質的なストレス原因に眼を向けようとしなければ、単に症状を抑えるだけでは、原因が覆い隠されて症状を繰り返すか、悪化したりする恐れもでてくるだろう。

ストレスの原因を知ることは、単に病気や症状を改善させることだけでなく、本人を取り巻く人間関係を良くするヒントや、いかに家族の調和を保つことができるかのヒントもそこに隠されている。

世間一般では、子供が発熱したり、風邪などを引かない予防法として、ウィルスや細菌感染を防ぐためのマスクやうがい、人ごみに近寄らない、風邪を引いた人から遠ざかるなどの予防策を講じるのが普通である。

しかし、眼に見えないウィルスなどはあちらこちらに存在するのでそれを厳密に避けるなどは非常に困難で、それだけが病気の原因であるという偏った考え方はかえって病気を引き起こす原因にもなりかねない。

ウィルスや細菌などの強弱はあれど、たとえウィルスに感染したとしてもある程度の適応力、すなわち免疫力という能力が人間には備えついているということを認識したほうが良い。

一般的に風邪などを引いた際には、うつされた、感染したなどの外的要因が強調されるが、免疫力、適応力が低下したからだとうことはあまり強調されない。

しかし、本質的病気の原因は潜在的ストレスで、ストレスが知らず知らずに溜まれば、神経系の調整はストレス意識に偏り、身体を防御する免疫力、適応力は著しく低下するのである。

さて、重要なのはそのストレスが溜まらないようにするための予防法である。

毎日の生活の中で、子供がストレスになっているのかどうかを判断するのは容易ではないが、大切なポイントは子供をよく観察することである。

子供の機嫌が悪くないか、子供のしぐさや表情、態度、行動に変化がないかをいつもそばにいるお母さんはできるだけご自分の五感を使って観察することが求められる。

お母さんも毎日の家事や子供の世話で大変だろうが、子供への「観察力」を身に付けることで子供のストレスが何なのかを早期に察知できるようになり、病気を未然に防ぐことが可能になる。

「観察力」という習慣を身に付けようとする行為自体が、すでに子供への関心、すなわち愛情を注いでいることにつながるので、そのような関係性において、子供は常にお母さんに見守られているという安心感を抱き、ストレスは溜まりにくくなるだろう。

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2007年1月27日 (土)

病気を予防するための子育て論 「情報アレルギー」

子供の病気を予防するために様々な方法が語られている。

一般的には、バランスととれた食事や適度な運動などが知られている。

知られているというよりも様々な情報が氾濫して、育児をしているお母さんは混乱しているのかもしれない。

一般的な育児書やインターネットによる情報から得た知識で、食品添加物や栄養素のバランス

に過剰なくらい敏感になり、「これは良い食べ物」「これは身体に良くない食べ物」と良いものと悪いものに分けて、悪いと決め付けた食品や食品添加物には悪いというレッテルを貼り、悪いものが入っているのではないかと恐る恐る食事を取るという条件付け(悪習慣)が反復される。

本来は食事というものは、私たちの身体を作り、活力を与えている大切なエネルギー源なので、感謝してありがたくいただかなければならないのだが、常に“毒”を探すかのように不安げに食べる習慣が身についてしまうと、その不安なマイナスの“気”は食品に転写され、生体エネルギーに様々な影響を及ぼす。

一般的に食品は、目で見てわかるような栄養素のみで語られるが、目には見えない、科学では分析できないエネルギー“気”というものが存在するということを知っていただきたい。

水の結晶で有名な江本勝さんという方が、写真で客観的に示されている様に、同じ水でも「ありがとう」というリラックスの言葉の波動と「不安」というストレスの言葉の波動では、明らかに水の結晶の形が異なる。

水の結晶が異なるということは、マイナスのストレスを受けて体内に入る水は、身体の細胞の一部になる訳であり、その細胞と細胞との関係性を考えても何らかのマイナス的な影響を及ぼすということにつながることが予測される。

そのような飲食物への潜在的なストレス感情は飲食物へ転写され、生体エネルギーにマイナスの影響を及ぼす。

許容範囲を超えた食品に含まれる細菌やアレルゲンなどで食中毒やアレルギー症状を引き起こす例もあるが、実際には食品素材自体よりも、情報によって刷り込まれた潜在的ストレス感情の方が、むしろ弊害を引き起こしているように思う。

お母さんが様々なところから得た食品に対するマイナス情報は、今度は子供の潜在意識へと刷り込まれ、子供は、無意識のうちに悪いものを食べているのではないかという不安ストレスを抱えながら食べる習慣がついてしまうことになり、その条件付け(悪習慣)が繰り返され、そのマインドコントロールが解除されるまで、その子供は食品アレルギーに悩まされる結果となる。

私はそのようなアレルギーを「情報アレルギー」と呼んでいるが、飲食物のアレルギー症状の条件付けには、必ずといっていいくらい食品にストレス感情が絡んでいる。

心身条件反射療法によって、横軸の飲食物に絡んだ、縦軸のストレス感情が明確になると、ほとんどの食品アレルギーは改善され、今まで控えていた卵や牛乳などを飲んでも症状がでなくなる。

その結果を見て、お母さんたちはアレルギー症状の本当の因果関係を知ることになる。

しかしながら、「心のストレス」が食品アレルギーに影響するというような「眼には見えない事柄」は、科学信仰の人達には理解しがたいだろう・・・

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