2006年9月22日 (金)

恥を知る

呂新吾が書いた『呻吟語』という古典に、恥について書かれてある。

わかりやすくいえば、恥にもレベルがあると説かれている。すなわち、

低いレベルの恥は、

l         貧乏であることの恥

l         地位や身分のないことの恥

l         年老いてきたことの恥

高いレベルの恥は、

l         親や子供を養えない(親孝行しない)恥

l         人を生かし、生かされる自分にならないことの恥

l         陰徳を積まない恥

人は誰にでもプライド、すなわち恥をかきたくないという性質を持っている。

大切なのはそのプライドがどのレベルの恥から生じているのかではないだろうか?

世の中の役に立っていないのに、自分の地位や名誉、あるいは立場にしがみつくのはレベルの低い恥と言わざるをえない。

自分のプライドは、レベルの低い恥からきているのか、レベルの高い恥からきているのか常に、自分を客観的に評価できる観方が必要だろう。

「恥を知る」ということは、貧しさ、低い身分、老いることを恥じるのではなく、自分だけの名誉や富を求める姿を恥じて正せということである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)