2008年3月 7日 (金)

症状のぶり返しの本質的原因

先日、気胸手術の施術で、かない回復した患者さんが、数日後に、また、症状がぶり返したとのこと。

原因を調べてみると、術後の気持ちの悪い内容を、社内のミーティングでスタッフに話したとのことで、そのミーティングで、その条件づけが再現されたという反応がでていた。その話をした時、それを聞いたスタッフの一人が「気持が悪くなった」と言っていたらしい。

また、心身ともにとても調子が良かったのになぜ、自分はこんな病気になったのかが、納得できないというストレスも絡んでいた。

気胸になった原因を調べるために、気胸になる前のご自身の心境や当時の自分自身をイメージングしてもらった。

すると、ストレス反応が出る。通常、心身ともに健康体であれば、筋緊張による足長差や筋抵抗力は正常に反応を示すが、当時のイメージングをすると異常反応を示す。

これは、顕在意識(理性)と潜在意識(感性)が反発し合っているのである。

「気胸になる前は、どんな感じでしたか?」と尋ねてみると、

「いや、絶好調で、ようやく理想の自分に達したかという満足感がありました」という。すなわち理性ではそう感じていたのだろう。

保井、「では、理想の自分の達した後、その後のさらなる理想の自分をイメージして下さい。」

そのイメージングで検査をしてみると、やはり、身体はストレス反応を示す。

保井、「その時のご自分は、心から喜んでいますか?ワクワクしていますか?」

患者さん、「いや、喜んでないですね。」

保井、「何か、義務感のような感じがありますか?」

患者さん、「そうですね。やらなければならない。という感じですね」

保井、「やはり、ご自分が心から喜んでいないと、身体を犠牲にすることにもなりかねないですよ。」

「さっきの義務的なイメージングから、今度は、ご自身が心から喜んで、周りのスタッフや家族が喜んでいる光景をイメージしてみますか」

すると、ストレス反応は消失し、施術によって症状も改善された。

一般的に「燃え尽き症候群」といって、何の不自由もなく、生活も豊かで、こころも充実しているつもりでも、何か潜在的なストレスがあると、身体にその反応が生じる。

そのような症状や病気は、一般的には原因不明として認識されるが、必ず原因があっての結果であると考えた方が賢明である。

このような原因を明確にするには、機械論を基盤にした最新の科学的検査では難しいだろう。

しかし、心身条件反射療法のような、身体を検査器具に使った心身的アプローチでは、その因果関係が明確になる。

まだまだ、このような検査、治療価値を分かってくれる人は少数だが、きっとその価値が世の中に広まる時が来る。

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