« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月28日 (土)

野球青年の苦悩(理性と感性のバランス)

高校一年生になる野球部の男の子のお父様から相談のお電話をいただいた。

中学まではピッチャーとして調子が良かったが、昨年の8月に引退後、自主トレなどして、色々と投球フォームを研究して、工夫していたが、だんだんと投げる感覚がつかめなくなったらしい。

お父様がビデオで撮影していた前の投球フォームと現在の投球フォームを比較しながら熱心に投球フォームを研究しているとのこと。

来院してご本人に聞いてみると、簡単なキャッチボールでもボールのリリースが早くなっているなど、技術的な投球フォームやスピードが上がらないことなどに悩んでいる様子。

本人も自覚しているように、頭で考えて、投球感覚がつかめていない様子。

まずは、肉体面の検査をしてみると、肩関節に関連する筋力はほぼ正常で、痛みや違和感もない様子。

そこで、投球のイメージをしてもらい、筋力検査をすると、筋力が極端に低下する反応や、下肢長差にズレが生じる「緊張パターン」の反応を示す。

保井:「普通のキャッチボールをイメージしてみてください。」

「そのイメージで投げると身体が「緊張パターン」を示すけど、どんな感じで投げているかな・・・」

患者:「○*□%▽?・・・・」(何か技術的なことを話されていたが?・・・)

保井:「何のために投げているかな・・・」(あえて脳を混乱させるような質問をする)

患者:「???・・」「相手の胸に目掛けて?・・・」

保井:「相手がキャッチしやすいように投げているのかな?・・・」

患者:「そうです。」

保井:「投げているときは楽しそうですか?・・・」

患者:「いいえ・・・」

保井:「では、色々と技術的なことを考えて投げているのが「緊張パターン」で、相手がキャッチしやすいように楽しく投げているのが「リラックスパターン」の反応なので、脳のプログラムを「緊張パターン」から「リラックスパターン」に切り替える施術をしましょう。」

心身条件反射療法の施術後、もう一度、キャッチボールのイメージをしてもらうと、緊張パターンは解消された。

次に、ピッチャーとして投げるイメージをすると反応を示すので、バッターが立っている状態とバッターが立っていない状態でイメージしてもらうと両方のイメージで反応を示した。

保井:「では、マウンドからバッターなしでイメージしてみましょうか?」

心身条件反射療法では緊張パターンを示す。

保井:「投げた後の身体の感覚はどんな感じですか?重い感じですか?それとも軽い感じですか?」

患者:「重い感じがします。」

保井:「それでは、「緊張パターン」が重い感じで、「リラックスパターン」が軽い感じで、施術してみましょう。」

施術後、身体感覚の緊張パターンは解消された。

保井:「次に、投げた後のボールはどんな感じに見えますか?調子のいい時と良くない時の違いはどんな感じですか?」

患者:「いい感じの時はシュッと早い感じがして、良くない時は、遅い感じかな?・・・」

保井:「では、「緊張パターン」は球が走っていない感じで、「リラックスパターン」は球がシュッと走っている感じで施術してみましょう。」

施術後、視覚的に条件づけされた「緊張パターン」は解消された。

保井:「次は、投げた後、キャッチャーが受ける音をイメージしてみましょうか?」

検査では緊張パターンを示す。

保井:「調子のいい時とよくない時のミットに入る音の違いはどんな感じですか?」

患者:「いい時はビシッという感じで、良くないとはボスッという感じです。」

心身条件反射療法後、聴覚に条件づけされた「緊張パターン」は解消された。

全体的な感覚と、身体感覚、視覚、聴覚に関連する「緊張パターン」を全て切り替えた後、最初に示された肩の投球イメージによる筋力低下は解消された。

スポーツの技術を向上するために、技術的な理論も大切だが、そこの理屈にあまりにも固執し過ぎると、身体に制限が生じて、「緊張パターン」が生じてしまう。

一例として、歩くときに、「右の踵を上げて、つま先を上げて」などといちいち頭で意識して歩くと、ぎこちない歩行になる。

最初は技術的な指導から入り、意識して調整する必要もあるが、意識から無意識状態へと身体を学習させて、後は身体感覚を磨くことが重要になる。技術ばかりに軸足を置いてしまうと本来の身体能力は制限されてしまうだろう。

理屈で考える理性も大切だが、感性が主体にならなければ、理性が主体になり過ぎると「こころとからだ」が分離してしまい、様々な障害を引き起こす。

料理でいうと、理性は、味を引き出すスパイスになり、感性は素材になる。

スパイスによって、濃すぎず、薄すぎず、程よい味加減が料理を引き立てるように、程よい理性や理屈が、その人の素材となる感性(本来の身体能力)をうまく引き出す。

スポーツに限らず、ビジネスや人生においても理性に偏り過ぎると、その人本来の素材(自分らしさ)が引き出せなくなるだろう。

理性と感性のバランスには、理性を程よいスパイスとして考えると分かりやすいだろう。

| | コメント (0)

2008年6月27日 (金)

「陰徳」=財(利益)

先日、ある会社役員の方で、身体の症状を検査してみると、腹部に膨満感がある。

原因を調べてみると、未来のビジョンに「緊張パターン」を示す。

お聞きすると、現在会社を大改革している途中だという。

保井:「では、改革した後の理想の会社の状態を想像してみてください。」

患者様が、理想の状態をイメージしている間に、検査をしてみると、「緊張パターン」を示す。いくつかの角度から理想のイメージを試みたがやはり「緊張パターン」を示す。

数値的な目標は立てられているようで、その数値からの理想状態をイメージして検査をしてみても「緊張パターン」を示す。

その数値によって顧客が満足して、社員が満足するという単純な方程式でイメージしてもらうと「緊張パターン」を示し、逆に社員が満足して、その末端の顧客が満足するというイメージをしてもらうと「リラックスパターン」を示す。

保井:「今まで会社経営をされていて、理想の状態はなかったですか?」

患者:「あります。会社経営に携わるきっかけになった原点があります。」

保井:「では、その原点が未来へのビジョンへとつながりませんか?」

患者:「つながります。・・・」

患者様が会社経営に携わるきっかけとなった原点に帰って、未来のビジョンをイメージしてもらい、心身条件反射療法を施すと「緊張パターン」は解放され、腹部の症状も解消された。

頭で考えているビジョン(理性)と身体で感じているビジョン(感性)とがぶつかり合っている状態だった。

理性で完璧な計画を立てても、感性が納得していなければ、そのしわ寄せは身体に生じるか、組織内部に生じるだろう。

やはり、理性と感性の統合はとても大切である。

たとえ、会社経営で、多大な財を築いたとしても、「感性」が喜んでいなければ、遅かれ早かれその財はマイナスへと転じるだろう。

バランスの取れた経営者は、財が増えれば、その何パーセントは、寄付などして、人を喜ばすこと(陰徳)に使っているといわれている。

人を喜ばせること、すなわち「陰徳」と財(利益)はイコールの方程式が存在しているように感じる。

人を喜ばせることにつながる財(利益)は正の循環を生み出すが、人を喜ばすことのできずに得た財(利益)は負の循環を生み出し、不幸を呼び寄せるのかも知れない。

今回の患者様の原点が何であったのかは知らないが、恐らく人を心から喜ばせ、幸せにしてあげる原点に戻られたのではないかと察する。

経営者としては当たり前のことかもしれないが、その当り前でシンプルなことを継続して、実業の現場で実践するのが難しいのかもしれない。

| | コメント (0)

2008年6月25日 (水)

理性と感性の統合

肩からひじの痛み、首のコリ、全身のだるさなどを訴えて来院されている患者様で、何度か通院されて、仕事や家庭での「緊張パターン」が、ある程度明確になって症状もかなり改善されてきたが、まだ、症状が戻ってくる感じなので、まだ本質的な「緊張パターン」の原因が明確でない様子。

原因を調べてみると、未来の仕事に関連した「緊張パターン」の反応がでる。

保井:「未来の仕事で何かストレスになるようなことはないですか?」

患者:「今、自分の趣味の作品(創作活動)を、ネットを通じて販売しようと計画しているんですよ・・」

保井:「それでは、その計画の理想の状態を想像してみてください。」

そのポジティブなイメージで検査をすると、緊張パターン反応を示す。

つまり、顕在意識(理性)で考える理想と潜在意識(感性)で考える理想とがぶつかり合っているということである。

すなわち、頭で考える理想(理性)と体で感じる感覚(感性)とがぶつかり合っているという状態で、身体に「緊張パターン」を引き起こしているのである。

保井:「では、なりたい自分になったとしたら、どんな姿が見えますか?」

患者:「ん~・・・今、ふと、思い浮かんだのは、人をどこかに案内していますね・・・」

保井:「旅行のコンダクターさんみたいな人ですか・・・」

患者:「いや、分からないのですけど、ふと思い浮かんだんですよ・・・」

保井:「では、旅行のコンダクターをされているようなご自分の姿を想像してみてください」

すると、身体は「緊張パターン」を示さない。

保井:「感性的にはそのような仕事が理想的なようですが・・・」

患者:「いや、旅行コンダクターのような仕事をしたいと思ったことはないのですが、・・・でも、何か人を案内するような仕事は好きかも知れません。」「実は、教員の免許を持っいて、昔、小学校の先生もしたことがあるんですよ・・・、でも、嫌になって辞めましたけど・・・」

保井:「学校の組織が嫌で、教えることは好きだったかもしれませんね・・・」

患者:「そうかもしれません・・・」

保井:「では、今のご自分の創作活動の販売と並行して、その技術を教える教室を開くような方向性はどうですか・・・」「そのような未来のご自分の姿を想像してみてみますか?」

患者:「教室は考えたことなかったけれど・・・」

その話になると、患者様の顔がとても明るくなり、未来の「緊張パターン」も示されず、教室をするための場所をどこにしようかという心配にシフトしていた。

今までモヤモヤしていたご自分の未来の方向性が明確になった感じで、ご自分が活かされている未来が想像できているかのようにワクワクされている様子。身体反応もすべて解放された。

本当になりたい自分を知っている人は、案外少ないように感じる。理性でなりたい自分を目指して、なってはみたが、何か感性的に満足できないという人も少なくはないだろう。

理性で満足して、感性で満足できないという矛盾が生じていれば、ほとんどの場合、そのしわ寄せで、身体になんらかの症状が生じたり、病気になったりするだろう。

ご自分の理想が、感性(潜在意識)レベルで満足できているかどうかは、心身条件反射療法のような、身体の神経反射反応を利用した検査法でないと明確にはならないだろう。

自分が自分らしく生きるために、理性と感性の統合はとても大切である。その統合のために心身条件反射療法は非常に有効なツールになる。

| | コメント (1)

2008年6月23日 (月)

不同視弱視の改善

小学3年生の不動視弱視で、現在矯正メガネをかけているとのことで来院。

右のレンズが明らかに分厚いのが分かる。

検査をして見ると、遠-近の視力反応と眼の動きに関係する三半器官の過敏反応もある。

4回ほど治療して、見え難くなっていたので、視力が落ちていたかと思ったら、逆に視力が上がって眼鏡の度数が合わなくなっていたという。

4段階ぐらい視力が回復したとのことで、お母さまも大変喜んでいただいた。

原因は、3歳ぐらいの時の恐怖で、本人はあまり覚えていないようだが、幼稚園の先生が怖かったという反応がでていたので、その反応をリラックスパターンに切り替える施術を行った。

又、目まいの反応は友人関係が原因になっていた。

西洋医学的には、弱視の治療は、矯正メガネやコンタクトが主流であるが、心身条件反射療法によって本質的な緊張パターンを分析して、リラックスパターンに切り替える施術を行えば、改善する可能性は十分にある。

視力の調整も神経系→筋肉系というプロセスから考えると、他の筋骨格系の改善と同じようなプロセスを経る。

視力低下の原因は、一般的には明確ではないが、ストレス→神経系→筋肉系というプロセスの視力低下が多いように感じる。

心身条件反射療法で、視力低下の原因を調べてみると、多くの場合が、緊張パターンが原因となっていることが多い。

視力低下の改善で、もっと多くに人に喜んでいただければと思う。

| | コメント (0)

2008年6月21日 (土)

痛覚と温度感覚の障害

2年半より、右半身の痛覚と温度感覚異常を発症。

国立医療センターなどで精密な検査を受けているが、明確な原因は分からないとのこと。

心身条件反射療法で検査をすると、2年前や3年前のストレス反応がでた。

治療後に症状の変化がないかどうかを検査したが、あまり変化がないようだった。

一週間後の2回目の治療に来られた時、治療直後は変わらなかったが、その後だんだんと良くなってきたとのこと。

2回目の治療後に、とがった検査器具で圧を加えると、左右同じぐらいの感覚までに改善した。

温度感覚の検査は行わなかったが、中枢神経内経路が近い部位にあるので、改善されているだろうと察する。

西洋医学的には、温痛覚の神経経路上に腫瘍や空洞などの構造的な異常がないかどうかを検査して、目に見えるモノをターゲットに治療を行う。

しかし、このような症例結果からも分かるように、目に見える構造的なモノだけが原因ではない。

目には見えないストレスによる「緊張パターン」によっても神経系に様々な障害を引き起こすのである。

この患者様は、以前通院されていた弟さんのご紹介で来院されたので、改善される方向へと導かれたが、同じような症状を抱えて、このような治療法を知らずに困っている方はたくさんいるだろうと思う。

| | コメント (0)

2008年6月20日 (金)

ネガティブな心の方程式

比較的多くの人が、仕事=「きつい」、「義務」、「責任」などのイメージが条件づけされているようで、本格的な仕事の経験もない大学生や新卒社会人にその「錯覚」が多いようである。

仕事の経験もないのになぜ、仕事に対してマイナスのイメージがあるのかを尋ねてみると、お仕事で大変そうな父様の後ろ姿や、友人、知人から得た仕事に対するマイナス情報から影響を受けているようである。

一般的に「仕事だから頑張らないと・・・」、「仕事だから仕方がない・・・」、あるいは、お子さんに「お父さんは、お仕事だから我慢しなさい。」と、仕事が楽しみを奪う「敵」かのように錯覚させてしまうと、仕事=ネガティブの情報した脳にインプットされなくなり、「仕事」=「犠牲」のような錯覚をしてしまう。

心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)によって、様々な症状の原因を分析してみると、この種の「錯覚」による「緊張パターン」のプログラム化は少なくはない。

最近診た患者様の中でも、就職を控えた大学生や大学院生、あるいは資格試験を控えた学生などにその「錯覚」の傾向が多いようで、比較的に高い能力教育を受けている方が多く、それ故に能力的に様々な情報を収集して、無意識のうちの仕事に対するネガティブな方程式ができ上がっているように感じる。

そのような無意識的な仕事に対するネガティブな方程式を持ち続けると、資格試験に対しても無意識的なブレーキがかかって、自分の実力が発揮できないということにもつながるだろう。また、たとえ資格試験に合格しても、ネガティブな印象で就職すると、マイナスの結果を引き寄せかねない。

ネガティブな心の方程式は、時には自分の身を守ることに役立つかもしれないが、多くの場合、心に制限を加えて、自分らしさを失うことにつながるかもしれない。

心身条件反射療法では、このような「錯覚」によるネガティブな脳のプログラム化(心のブレーキ)を修正して、脳の柔軟性を強化する施術を行っている。

| | コメント (0)

2008年6月16日 (月)

AM公認セミナーin大阪

先週末、アクティベータのセミナーが大阪で開催された。

十数年前にも何度か大阪でアクティベータのセミナーを行わせていただいたことがあるが、本部公認のセミナーは今回が初めてとなる。

東京で行われた24時間マラソンのボランティア活動と日程が重なったために、3人のインストラクターが大阪セミナーを担当した。

全体的に開放感のあるいい感じのセミナーだったので、恐らく受講された先生方も、それぞれに気付きを得たのではないかと察する。

初めて参加される先生方も多いようだったが、一日目から二日目にかけての実技のパフォーマンスを見ていると、明らかに向上しているのが分かった。

また、前回から実技指導の仕方を改善したので、より充実して、楽しく実技指導ができるようになった感じがする。

身体で体感する実技に限らず、脳の学習には、リラックス感がとても大切である。

緊張して脳の柔軟性を失うと、吸収できる学習も吸収できなくなる。

緊張感が無さすぎるのもマイナスになるので、緊張感とリラックス感を織り交ぜた充実したセミナーになるように工夫できればと願う。

次回のセミナーがより充実したセミナーになるように工夫してみたい。

| | コメント (0)

2008年6月12日 (木)

心身条件反射療法(PCRT)を世界へ

昨日、心身条件反射療法事務局にニューヨーク在住の方からメールが入っていた。

PCRTとは何の略なのか、また、ニューヨークでPCRTのような治療を行っているところがないかどうかの問い合わせだった。

心身条件反射療法(PCRT)は、英語ではPsychosomatic Conditioned Reflex Therapyと名付けており、受講されている先生にはPCRTを呼ばれている。

心身条件反射療法は、私(保井志之)が創始者なので、まだ、日本でしかセミナーが行われていない。

心身条件反射療法を毎回受講されているプラチナ修了の先生のところで、PCRTの治療を受けたらしく、長年患っていた腰痛を、2回の治療でほぼ完全に治してもらったとのこと。

腰痛の方はほとんど問題ないが、他の問題で悩まれており、薬を頼らずに治したくて、ニューヨークでPCRTを探していたらしい。

同じような療法をされているドクターをご紹介できればと思うが、簡単にはいかない。

このような問い合わせを聞かされると、もっと早く、PCRT(心身条件反射療法)、別名ニューロパターンセラピーをグローバルに広めていかなくてはならないという「メッセージ」が届けられているのではないかと感じる。

大げさなことを言うと、法螺(ほら)を吹いているようで少し抵抗があるが、法螺=夢=ビジョンと考えれば、勇気をもって、そのビジョンを描いて世界へ羽ばたくことが必要なのかもしれない。

世界中に肉体を修復してくれる病院という医療機関があるように、世界中に心と身体の関係性を診るPCRTの医療機関が当たり前のように存在するようになれば、どれほど多くの人々が心身共に豊かになれるだろうかと思う。

法螺を吹いているかのように聞こえるかもしれないが、毎日の臨床現場を通じて、「もっと多くの人にこの療法を広めてあげなさい」というメッセージが聞こえてくる感じがする。

私自身、個人が目立つことはあまり好まない性格だとは思っているが、もっと自分自身を表にアピールしていかなければ、この素晴らしい療法も世界には広がらないということが、最近になって見えてきた。(深層心理では目立ちたい自分がどこかにいるかもしれないが?)

心身条件反射療法を紹介し始めて、どのような治療法なのかはよく説明はしているが、創始者が誰であるかの説明はほとんどしていない。だから、セミナーを受講されている先生方の中にも、私が創始者であることを知らない先生もいるようである。

今後は、この素晴らしい療法を多くの人に知っていただくために、この療法だけではなく、私自身が広告塔になっていかなくてはならないと感じる。しかし、自分自身が目立つのには、少しプレッシャーも感じる。(ドキドキ)

| | コメント (1)

2008年6月 9日 (月)

うつ病(やる気が出ない)

3か月以上前から、やる気が出ない鬱(うつ)症状、朝早く目が覚めるなどの症状で悩まされる。

メンタル症状に加えて、口が渇く、動機、身体の緊張等の症状もあるとのこと。

ファミリーカイロを受診する5日前には、心療内科を受診、薬を処方される。

思い当たる原因は、職場環境の変化でるとご自身で認識されており、今回の症状が始まった時期と一致する。

教員をされている方で、4月から新たに学級担任の職務に就かれたとのこと。

三年ほど前にも学級担任の職務に就かれていたが、それまでは他の職務に就かれており、久しぶりに学級担任になられたとのこと。

久しぶりの学級担任だからという単純な職場環境の変化で、このような症状がでるとは考え難い。

心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)にて原因を調べてみると、3年前に学級担任をされていたときに、人関係で「緊張パターン」に条件づけされているという反応が示された。

その人関係の「緊張パターン」を整理して、「リラックスパターン」に切り替えると、身体の緊張は明らかにリラックス状態になり、ご本人もその変化を自覚されていた様子。

恐らく、過去の出来事がきっかけで、感情面と身体面が緊張パターンにプログラム化されたのが原因のようだった。

原因が他に絡んでいなければ、恐らくやる気が出ない感情や朝早く目が覚める自律神経系の問題は早期に改善されるだろう。

最近はうつ症状の方が増えているというニュースをよく耳にするが、「緊張パターン」を引き起こした原因パターンさえ明確になれば、症状の改善と同様に、感情面も改善できる。

病的な条件づけが強化されていなければ、うつ症状の改善はそれほど難しいことではない。

肉体面の条件づけも心理面の条件づけも、改善するときには、新しい神経回路が構築される。

脳科学的に治る過程をいえば、脳のネットワークの配線が新たに構築される→脳のプログラムが構築されるというプロセスを経る。

メンタル的にいえば、潜在意識レベルの気付きを得て、新たな心の習慣を獲得したといえるだろう。

エネルギー的にいえば、新たな波長がプラスアルファーされて、適応できる新たなチャンネルが増えたということになる。

| | コメント (0)

2008年6月 6日 (金)

慢性的な不正出血

前回の施術で、慢性的な不正出血が、8割ほど改善されたとのご報告をいただいた。

ニューロパターンセラピーで検査をしてみると、毎回、ご主人との関係で反応が示されていた。

原因分析が浅いレベルだったようで、症状の改善に変化がなく、検査反応も同じように繰り返されていた。

一般的な人が想像するような、夫婦の仲が悪いというのではない。

ご主人のことは存じないので推測しかできないが、お互いに尊重し合われているご夫婦に感じる。

それ故に、甘えたいけれども甘えられないという感情が抑えられている潜在的なご自分がいるという深い反応を示している様子。

とても深い内容の反応なので、「そのことをご主人とお話しされてはどうですか?」とアドバイスさせていただいた。

そして、そのことをご主人に話されると、なぜか分からないけれども、ご主人にそのことを話すと涙がば~とでてきたらしい。

ご本人曰く、自然に涙が出てきたこと自体、自分でもびっくりして、自分の潜在意識の中で溜め込んでいた感情なのだと改めて気付かされたと仰っていた。

その結果、長く続いていた不正出血を8割ほど改善されたとのことで、原因の開放と、症状の改善が一致する。

もしも、その深い感情が解放されなければ、症状も長引いていただろう。

ニューロパターンセラピーを通じて、単に症状が改善されるだけではなく、深い内容の感情の抑圧に気付かれ、その本音を語り合い、ご夫婦の絆がさらに深まるというプロセスはとても感動的である。

| | コメント (0)

2008年6月 5日 (木)

長引く捻挫の症状

一か月ほど前に、テニスのプレー中に転倒して負傷。足に激痛があったとのこと。病院ではふくらはぎの肉離れとの診断。一か月経過後も、足を引きずる状態が続いているとのこと。

徒手による筋力検査では、痛みが起こる感じがして、力が入らない様子。足を引きずる癖が付いているので、骨盤あたりの筋肉も緊張がある。

ニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)にて「緊張パターン」を検査してみると、下記の項目で反応を示した。

l  テニスプレー中に転倒した瞬間の激痛イメージ

l  負傷した後の痛みイメージ

l  一ヶ月間、症状が改善されずに足を引きずっているイメージ

l  テニスプレー前の自分(10キロマラソンに参加して、疲れた状態でテニスに参加したイメージ)

上記の「緊張パターン」を「リラックスパターン」に切り替えると、「あ、不思議、全然違う」とほとんど普通に歩けるように改善して喜んでいただいた。

施術後、こんなに長く症状が長引くのは、恐らくメンタル面ではないかとは思ってはいたが・・・

と語られていたが、分かっていても自分ではどうにも変えられない。

メンタル面とは薄々感じていても、それを治してくれる医療機関がないのが現状である。

これは、単なるメンタルの問題ではなく、メンタル(心)とフィジカル(身体)に絡んだ問題なので、身体を通じた検査を行わなわなければその原因分析は困難である。

スポーツ障害で、症状が長引くケースのほとんどは、このメンタル面が絡んでくる。

しかし、通常の医療機関は肉体面ばかりを追い求める。だから治らない患者様達がファミリーカイロを訪れてくれる。

ありがたいことではあるが、もっとこのような事実を多くの医療従事者に知ってほしいと思う。

それが患者様や社会への多大な貢献につながると思う。

| | コメント (0)

2008年6月 4日 (水)

無意識レベルの習慣が、健康や人生を決定づける?

人の「感情パターン」や「行動パターン」、さらには「健康パターン」や「人生パターン」は、条件づけという刺激+反応の脳の学習から生じている。

このような学習のことを一般的には「習慣」といっているが、この繰り返される「習慣」こそが、人の健康や人生の豊かさを決定付けているといっても過言ではない。

「習慣」には意識的に作り出される習慣と無意識的に作り出される習慣とがある。

マイナスの「習慣」を変えるには、まずは、「意識レベル」から変えて、「無意識レベル」へと変化することが望まれる。

運動や習い事のように、最初は意識レベルの矯正から入って、繰り返しの行動パターンによって、脳に学習させる。そして、脳に新しい神経回路が構築されれば、運動や習い事は、無意識レベルでできるようになっている。

例えば、車の乗り方を習得する際、最初は、意識的にアクセルやブレーキを踏むことを意識するが、脳がその行動パターンを学習し、プログラム化されると、無意識的にアクセルを踏んだり、ブレーキを掛けたりできるようになる。

この無意識レベルの行動パターンこそが、健康や人生に多大な影響を及ぼしているのである。

意識的に習慣を変えるには、理性的に考えて習慣を変えていくが、無意識的な習慣は、感性的に感じてその習慣を変えていくことが必要になる。

無意識レベルの習慣を変えるには、まずは、理性による知識の追求には限界があるということを知ることから始まるのかもしれない。

理屈を超えた、感性的な感覚やひらめき、直観こそが、我々の可能性を最大限に引き出してくれるのかも知れない。

| | コメント (0)

2008年6月 3日 (火)

大人も甘えたい!

「大人も甘えたいんですよ!」というアドバイスがとても腑に落ちたようで、継続していた「緊張パターン」が解放され喜んでいただいた。

以前から、週末になると、ご主人が、家でゴロゴロしているらしい。その姿を毎週見るのがストレスになるとのこと。

毎回、「緊張パターン」が戻るので、もう少し深く理由をお伺いすると、ゴロゴロしたついでに「お腹が空いた」とご主人がよくいわれるらしい。お腹が空いたといわれると、何か作ってあげなければならならず、そのことが、少し億劫になって「緊張パターン」の原因になっていたようだ。

「ご主人は普段、わがまま言ったりしますか?」と尋ねると、「いいえ、わがまま言ったりしないですね」という。

「それでは、週末は、奥さんに甘えたいのではないですか?」「まじめに仕事をしている人ほど、大人であっても家では甘えたい人は潜在的に多いようですよ!」

という言葉に、何か腑に落ちたようで、それ以来、その「緊張パターン」は示されなくなった。

男性であれ、女性であれ、たとえ真面目な大人であっても、わがままを言ったり、甘えたりすることが自然であるということを理解してあげることは、ご自分のパートナーをバランス良く受け止める上で大切なようだ。

| | コメント (0)

2008年6月 2日 (月)

「信じること」と「脳の柔軟性」

時折、患者様の中で、強い信念や確信に対して、「緊張パターン」を示す方がおられる。「~ねばならない」や「~すべき」などの「べき論」が先行している状態である。

ご自分のマイナスの本能をコントロールするために、理性的に「~すべき」という考え方もとても大切である。

しかし、その信念的な理性から生じる考え方の「波長」が、感性的(本能)な考え方の「波長」とぶつかりあっている状態であれば、脳は柔軟性を失い、閉鎖的になりがちになる。

すると、その矛盾は、身体に過敏反応を生じさせて、健康を害する原因となったり、人間関係や人生においてもマイナスの影響を与えるかもしれない。

信念や確信の「信」には、大きく分けて、理性的な「信」感性的な「信」がある。

理性的な「信」とは、人や本などから得た教義や思想、学問、教えなどによる理屈的な「信」になるだろう。

感性的な「信」とは、理性的な知識によるものではなく、「根拠はないが信じられる」、「理屈ではなく直観的に信じる」など、感覚的、本能的な「信」である。

恐らく成功者の多くは、自分自身に対して、この感性的な「信」から夢を語り、その「信」に導かれるように成功への階段を昇っていったのではなかろうか?

多くの成功者がまだ普通の人だった段階で、その夢を聞いた周りの人の多くは、「法螺」を吹いているのではないかと受け止めていたかもしれない。

しかし、本人は、何の根拠もなくその夢やビジョンを信じて突き進んだに違いない。

もしも、この「信」が理屈的な信であれば、夢に到達できない様々な理性的理由を考えて、「~すべき」的な夢に終わっていたかもしれない。

「~すべき」的な「「信」には、自己犠牲が入りやすいので、潜在的な心のブレーキがかかりやすいだろう。

豊かな人生を送る上で、「何を信じて生きていくのか」というテーマは、深く考えれば考えるほど難しいテーマになるかもしれない。

仏教の教えの中に、「法に依って、人に依らざれ」という言葉がある。

人間は不完全であるということは、頭で分かっていても、人は人に影響を受けやすい。

例えば、数千年前から、教え伝えられている普遍的な「教え」や「教義」があるが、同じ教えでも、それを語る人の脳のフィルターを通ると、その解釈は、多少なりとも歪が生じているものである。

また、その教えを受け取る側の脳のフィルターを通過する際にも、多少なりとも歪みが生じており、100%の教えの内容をそのまま発信して、100%完璧に受信することは不可能だろう。

教えの内容にもよるだろうが、奥の深い内容であればあればあるほど、その歪は生じやすくなる。

その不完全な内容を理性的に確信していると錯覚すると、脳は柔軟性を失い、身体的にも精神的にも様々な弊害が出やすくなる。

大切な教えを伝えてくれる人を信じることも大切だが、その人が語る言語概念的な言葉よりも、その言葉の奥にある教えの根拠やその人の無意識的な言葉や行動を通じて感性的に学ぶことの方がもっと大切なのかもしれない。

| | コメント (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »