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2007年10月29日 (月)

仕事や休日、余暇を分けることによるストレスパターン

様々なストレスパターンを分析していると、仕事以外のプライベート的な休日や余暇時間でストレス反応を示すクライアントさんも少なくはない。

一般的に仕事は仕事、休日は休日、あるいは、余暇は余暇というように、分けて考える傾向にある。

仕事】といえば、義務、犠牲、拘束、自由がない、肉体的、精神的に負担を掛けるなどのイメージが浮かんでくるかもしれない。一方、【休日】といえば、自由、遊び、楽しい、ゆっくり、のんびり、肉体や精神を休めるなどのイメージが浮かんでくるだろう。

仕事以外の時間帯でストレス反応を示すクライアントさんのストレスパターンの原因を分析してみると、上記のように、仕事は義務、犠牲、休日は自由、心身を休めるなどと決め付けて、脳の柔軟性を低下させて緊張パターンを繰り返しているケースも少なくはない。

「決め付け」という固定概念が生じると、脳は柔軟性を失い、想定外の環境に過敏になりやすくなる。

例えば、楽しいはずの休日が楽しくなければ、ストレスになるだろうし、肉体や精神を固定観念的に休めようとすると、逆に緊張を引き起こすだろう。

休日に関してのストレスパターンもクライアントさんによって様々ではなるが、基本的は、仕事と休日を分けることによる分離的思考が背景にある。

仕事は、義務や犠牲という「・・・なければならない。」「・・・・べきである。」という印象が強いが、仕事に対する受け止め方、捉え方次第で、仕事をゲーム感覚、遊び感覚で楽しく受け止めることもできるだろう。自主的に何かをするというモチベーションがあれば、仕事と休日の境目もなくなるだろう。

休日は自分の大切な時間といっても、案外、大して自分のためになることをしている人は少なく、だらだらと無駄に過ごしてしまい、そんな自分に嫌悪感や罪悪感を潜在的に感じてストレスになる人も少なくはないようだ。

世間一般では、仕事は義務、犠牲という印象だが、その固定概念を捨てて、「仕事は遊び、あるいは趣味」というように、自分の思考パターンを大きくパラダイムシフトすれば、新たな気づきを得て、ストレスはかなり軽減することができるかもしれない。

仕事の内容によっては、義務や犠牲に感じることがあるかもしれないが、それぞれの捉え方次第で、自分のための仕事として捉えることができるかもしれない。いや、そのように捉えることのできる柔軟性のある脳を本来は持ち備えているのだが、その脳を使っていないと考えたほうが良いと考えたほうが良いだろう。

実際に脳の働きにはまだまだがたくさんのゆとりがあり、その使われていない脳には無限の能力や可能性が秘められていると考えたほうが良いだろう。

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2007年10月25日 (木)

小学三年生のアレルギー性鼻炎と頭痛

小学3年生の男の子が、鼻炎と頭痛の愁訴で来院。

お母様によると頭痛は4歳ごろから時々生じていたとのこと。鼻炎は、小学生になってから発症したらしい。病院にも掛かっているが改善されないらしい。そのほか夜尿や食事を飲み込むのが遅いという症状もあるとのこと。

鼻炎や頭痛の原因を調べるために、一日の生活習慣において、どのような行動パターンが身体に条件付けされ、脳・神経系にストレスを生じさせているかの分析をパターン・セラピーで試みた。

1回目の治療では、朝食時、学校から帰宅する、宿題をする、など学校での行動パターンよりも、むしろ家での行動パターンにストレス反応を示していた。

さらに分析してみると、お父さんにかまってほしい、遊んでほしいというストレス感情があった。

その男の子の下には、双子の弟さん達がおり、お父さんはいつもその双子の弟達を遊びに連れて行っているとのことで、その男の子は寂しい思いをしている様子。また、自分だけを遊びに連れて行ってもらい、お父さんを独り占めしたいという嫉妬心も隠れている様子だった。

それらのマイナスのストレスを中和させるおプラスのアドバイスも分析して、母さんからその男の子へ後でお話していただくように指導させていただいた。

2回目の治療では、まだ、お父さんの反応がでていた。どこかに連れて行ってほしいという思いが潜在的に強いようなので、そのマイナスの気持ちを認識してもらい、これから先、長い目で見て連れて行ってもらえるときと、もらえないときがあるという偏りのない認識に変えてもらいパターン・セラピーを施した。

お父さん以外には、学校の友人との関係での反応も示しており、仲の良いお友達ともう少し遊びたいという願望的な反応がでていた。

3日目の治療では、鼻炎の症状もほぼ治まってきた様子。お父さんに関連するストレス反応も示さなくなった。しかし、前回のお友達関係での反応がでていた。原因を調べてみろと、前回のもっとそのお友達と遊びたいという反応はでていなかったが、勉強でのライバル的な意識がストレスになっていた。ライバルがいるということはとても自分のためになるということでプラスに切り替えて、ストレス反応が消失した。

症状の本質的な原因であるマイナスの思考パターンが明確になればなるほど、それに関連した症状も改善されていく。

もともと勉強のできる賢いお子さんだが、このようなストレスが解放されると、もっと勉強にも集中できるようになるだろう。

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2007年10月22日 (月)

2007年度心身条件反射療法のセミナー修了

先週末、福岡での心身条件反射療法2007年度最後のセミナーが修了した。

東京でのセミナーを3回開催し、満席で受講できない先生方もいたので、福岡でのセミナーを2回追加した。

福岡でのセミナーは少人数だったので、大人数とは異なり、新たな気づきを得た。

テクニックを教える講師(私)は、それほど難しい技術ではないと思っていても、習う受講者にとっては、マスターするのがとても困難な場合もあるということが、今回の少人数の指導でよく分かった。

特に当たり前のように行っている検査技術のコツなどは、それを編み出した本人はコツなど考えずに無意識に行っていることも多い。

よって、そのコツを教えるためには、改めて自分の検査法を自分なりに客観視して、習う受講生の技術とどのように異なるのかを分析して、その違いを説明しなければならない。

今回は、小人数だったので、その問題点がよく分かり、セミナー二日目には、受講された先生方もかなり上達されているということがよく分かった。

この施術法は、潜在意識レベルの心と身体の関係性を評価するが故に奥が深いので、その治療技術を分かりやすくシステム化して教えるのには苦労する。

来年度のセミナーに向けて、さらに臨床研究を積み重ね、できるだけシンプルにわかりやすくシステム化して学習できるように工夫してみたい。

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2007年10月16日 (火)

究極の関係性ブログラム(Ultimate Relationship Program)

先日、Anthony RobbinsCloe Madanesの究極の関係性ブログラム(Ultimate Relationship Program)のDVDを観た。http://www.robbinsmadanes.com/products.html

心身条件反射療法(パターン・セラピー)をさらに進化発展させる上で、とても良いタイミングで見させていただいた気がする。

アンソニーロビンズが目指しているクライアントへのアプローチは、究極的には潜在意識レベルのマイナスのパターンを分析し、それをプラスに転換させることだという印象を受けた。

パターン・セラピーは、アンソニーロビンズの手法とは異なるが、その分析目的は類似しているので、彼が行っているアプローチの手法はとても参考になる気がした。

Anthony Robbins http://www.anthonyrobbins.com/Home/Home.aspx は、ピーク・パフォーマーの心理学において、最高の権威者であるとのこと。リーダーシップ、交渉、組織的変革などの彼の戦略は世界中で使用されており、彼は、世界経済フォーラム、英国議会、ハーバードビジネススクールなどでも講演を行っているとのこと。

世界NO.1のコーチとしても知られ、故レーガン元米国大統領ビル・クリントン前米国大統領、ジョージ・ソロス、故ダイアナ元妃、テニス・プレーヤーのアンドレ・アガシなどの人達も彼の影響を受けているらしい。

彼は、大学で専門家としての学位や資格を得ているわけではなく、独自にNLPなどのセミナーを受講して、現在の地位まで上り詰めたらしい。

毎回、3000人以上の集まる高額のセミナーを年に何回もこなしているとのこと。

恐らくそれなりの結果を出しているから、それなりの人達に支持されているのだろう。

そのような意味においては、本物のコーチといえるだろう。

心身条件反射療法に役立ちそうなので、もっと彼のプログラムについて勉強してみたい。

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2007年10月13日 (土)

通称“パターン・セラピー”

「心身条件反射療法」という名称は治療法の名称として、ぴったりだとは思う反面で、専門的で何となく一般の人にはなじめないような感じがする。

一般の人にもわかりやすい呼び名はないものかかと以前から模索していたが、9月より通称“パターン・セラピー”という名称にすることに決めた。

「心身パターン・セラピー」や「ニューロ・パターン・セラピー」なども考えたが、シンプルに「パターン・セラピー」とした。

「パターン」という意味は、「条件付け」という意味でもあるが、条件付けという専門用語は何か一般の人にはなじめないような気がする。

パターン・セラピーは様々な説明ができるが、簡単に説明すると、無意識的な思考パターンによって条件付けされた「心身の制限」、すなわち「メンタルブロック」を開放させるための治療法である。

最近の臨床では、その思考パターンがいかに心身に影響を及ぼしているのかをできるだけわかりやすく体験できるように工夫を凝らしている。

施術者は、明らかにクライアンさんトがイメージしている思考パターンが身体に反応を示すのでよくわかるが、検査を受けるクライアントさんは、身体にどのような反応を示しているのかが分かりづらい。だからはじめは不信に感じるクライアントさんも少なくはないようだ。

パターン・セラピーで見ている反応が、目で見て分かる反応であれば分かり易いが、検査している反応は“エネルギーレベル”の反応であり、“情報交換”による身体の神経反射反応なので、西洋医学的な考え方では理解しがたいところがあるようだ。

西洋医学の信奉者や信者さんにとっては、とてもいかがわしい治療法にしか見えないだろう。

私は、そのような人達にまで、この治療法を勧めたいとは思わない。

しかし、病気の発症は“エネルギーレベルのブロック”からはじめるという事実を多くの人に知っていただきたいし、本質的な病気の予防、本質的な健康はエネルギーレベルからであるということを多くの人に知ってほしいと願う。

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2007年10月 8日 (月)

膝の痛みは、深い感情表現のパフォーマンスから

ダンスのパフォーマンスの練習中に、急に膝がガクッとなりとてもびっくりしたらしい。その後に右膝の痛みを発症。常に痛いわけではなく、膝の曲げ方によって激痛が走るとのこと。

検査においても通常の理学的検査法では反応を示さない。痛みを再現できる動きのパターンを検査してみると、ズボンを張った状態で、膝の前面を圧迫させるように、膝を屈曲させると激痛が走る。数回繰り返しても同じように痛みが走り、膝を曲げるのが怖い様子。

その動作での痛みを基準に原因を調べてみると、パフォーマンスで膝が急にガクッとなる前の状況(イメージ)にてストレス反応を示す。

クライアントさんに「膝が急にガクッとなる前に、何をしていましたか?」と尋ねると、「嫌な人から逃れる演技をしていました。」という。

恐らく真に迫る演技だったのだろう。その時の感情が深かったために、潜在意識-神経-筋という経路を経て運動神経系に異常が生じたようだ。

クライアントさんに「嫌な人から逃れるような体験が過去にあったのですか?」と尋ねると、そのような体験はないが、人に対して好き嫌いが激しく、嫌な人に触られるのはとても嫌だという自覚があるとのこと。

クライアントさんにとって嫌な人とはどのような人ですかと尋ねると、「常識のない人」という意識があるらしい。

そのマイナスの感情を打ち消す、プラスの感情を分析して、心身条件反射療法を施すと、ズボンを圧迫した状態での痛みは、ほぼ消失した。

心身条件反射療法では、なるほどとその原因と結果の結びつきがよく分かる。しかし、このような症状を通常の身体のみの理学的な検査や治療法ばかりに目を向けていたのでは改善され難いだろう。

このマイナスの心身パターンが潜在的にプログラムされている限り、症状は繰り返され、ダンスのパフォーマンスもできなくなり、好きなダンスができなくなることでさらにストレスが重なって、様々な症状を引き起こす可能性も生じてくるかもしれない。

一回の治療で症状は改善されたが、病的な条件付けが強くて症状がぶり返される可能性や、他の原因や深い因果関係が隠されている可能性もあるので、さらに継続治療が必要である。

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2007年10月 5日 (金)

潜在的に人から同情を得たいというマイナスのパターン

様々な症状の本質的な原因を分析していく際、毎回、同じようなパターンの原因が繰り返される場合がある。

その本質を分析してみると、思わぬ思考パターンのからくりが隠されている場合に遭遇する。

そして、そのマイナスの思考パターンが、健康であることに抵抗し、不健康であることを潜在的に望んでいる場合もある。

例えば、クライアントさんの中で、他の人から「元気そうですね」などと、自分が心身ともに元気であるように見られると潜在的にいやな気分になる人がいる。心身条件反射療法の検査においても、自分が健康的で元気な姿を人に指摘された場面をイメージしてもらうとストレス反応を示す。逆に、他人が「疲れていますね」「大変そうですね」などとマイナスのイメージを指摘してもらうと、ストレス反応を示さなくなる。

つまり、元気そうに見られると身体はストレスになり、疲れているように見られるとストレスにならない。すなわち、体調が悪くなることを潜在的に望んでおり、身体が健康になることにブレーキを掛けて、症状を繰り返す原因になっているのである。

そのようなパターンを繰り返すそのまた原因を分析してみると、多くの場合、そのようなクライアントさんは潜在的に被害者意識を持っており、被害者であるのに「調子がよさそうですね」とか「元気そうですね」などと評価されると違和感を覚え、この人は私のことを理解してくれていないと錯覚し、逆に「調子が悪そうですね」とか「元気がなさそうですね」などと同情されたような言葉をかけてもらうと、そのようなやさしい声を掛けてくれる人はエンジェルのようにやさしい人として被害者は錯覚する。

もちろん、本人はそのような思考パターンを意識しているわけではなく、無意識的にそのような思考パターンを繰り替えして、健康や人間関係においても悪循環になっているのである。

このような根深い思考パターンを分析すると、ほとんどのケースで、過去にそのような錯覚を生じさせる出来事や人などに関連した「パターン」のからくりが隠されている。

もしも、そのような根深い思考パターンの本質的な原因を分析し、その原因が顕在化されると、マイナスの思考パターンへは修正され、プラスのパターンへと導かれる。そして、そのマイナスの思考パターンによって受けていたマイナスの健康障害や行動パターンはプラスへと転化される。

このような深い分析は、術者とクライアント間の深い信頼があって初めてできる分析であり、症状を改善させるために治療に来ているのに、「治ることにブレーキを掛けている」などと、いきなり指摘されると信頼関係を失いかねない。

このような深い分析ができる背景には、クライアントとの信頼関係は必要条件であり、そこまでの深い分析ができると、そのクライアントの健康のみならず、人生のパターンも豊かになる。

深い分析ができるほど、その変化は大きく、その深い分析のガイドをさせてもらっている術者も感動を覚える。潜在意識に隠れてマイナスの思考パターンを分析することは、「すごいことだな~」といつも感じさせられる。

健康、人間関係、スポーツなどが良い方向へ改善するか否かは、簡単に言えば、その背景にある潜在的な「パターン」次第であるともいえるだろう。

もっと多くの人にこのような本質的な治療法を知っていただき、健康面に限らず、様々な局面でマイナスをプラスに変えて、豊かな人生を送ってほしいと願う。

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