膝の痛みと関節音と信頼関係
メンテナンス的に通院して下さっている患者さまでが、昨日、スポールクラブで膝の周辺のストレッチを行っている際に、膝から「ボキッ」という音が鳴り、その音と同時に痛みが生じたとのことで、足を引きずりながら来院。
膝の軽い曲げ伸ばしや膝関節へのストレスなどの検査で痛みが再現される。関節が動いたと思われる付近にも強い圧痛があった。
心身条件反射療法にて検査をしてみると、ストレッチをする前の「緊張パターン」、ストレッチをしていた時の「緊張パターン」、そして、「ボキッ」と音が鳴った時の瞬間、障害を受けた後などで「緊張パターン」が示されていた。
また、そのような「関節音」を聞かされると、通常は、関節が「ずれた」、「外れた」などの錯覚を受けやすい。
そのような「関節がズレている」というイメージを患者様にしてもらうと、やはり「緊張パターン」の原因になっていた。
関節周辺には強い圧痛はあったが、腫れがあまり出てい様子なので、靭帯や関節包などの関節周辺の損傷はあまりないことが診て分かった。
しかし、一般の人は、このような大きな関節音と痛みが生じれば、関節がかなりずれたのではないかと思うだろう。
カイロプラクティックには様々な矯正法があるが、ボキボキ」鳴らす矯正法を受けると、一般の人は、ずれた関節が矯正されたと錯覚しやすいだろう。しかり、実際には、機械的なズレを調整したのでなく、機能的なズレを調整、すなわち神経系への刺激効果が主にした調整なのであるが、通常は、機械的なズレを正しい位置に矯正してもらったと錯覚しやすい。
その錯覚によって、プラスの暗示効果が得られれば、患者様のために良い成果が得られるのであるが、逆に今回のケースのような障害を受けた場合、その関節音による錯覚は、症状を長引かせる原因にもなりかねない。
今回の患者様は、一回の施術で、普通に歩けるようになり、4回目の治療後には、動きの速いエアルビックスに参加しても問題がないほどに回復された。
幸いにして、ファミリーカイロでは、本質的な施術を追及しているので、このような障害に対しても簡単に調整することが可能であるが、あれほどの痛みがあれば、一般的には最低でも1~2週間は安静にしてというのが常識になっているのではなかろうか?
早い回復に患者様は驚かれて、とても喜んでいただいた。
このような治療効果も、ファミリーカイロの施術を信頼して下さったことが第一で、もしも、信頼関係がなければ、あれほど痛みがあれば、病院を受診されただろう。
どのような施術も、まずは信頼関係が第一で、治療技術の高い低いは二の次になるだろう。
別の言い方をするとどんなに高い治療技術でも、信頼関係が保たれなければ効果は引き出され難いということになる。
患者様も最初は半信半疑で来院される患者様がほとんどであるが、患者様が強い信念のような固定概念を持ち続けていると、そこがネックになって、簡単に治る障害も治らない場合もある。
私を信頼して下さる患者様に心から感謝している。